コラム

中学基礎英文法5W1Hとは?間接疑問文も

今回は、中学英文法「5W1H」について取り上げます。

5W1Hは、「疑問詞」です。

5W1Hを使うことができれば、知りたいことを具体的に知ることができます。

5W1Hと聞いて、それぞれがどんな「疑問詞」であるか、頭にパッと浮かびますか?

基礎中の基礎である5W1Hをしっかり理解することは大変重要です。

この記事をお読みになれば、あやふやに覚えている5W1Hについて確認できます。

さっそく、始めましょう!

5W1Hとは?

5W1Hとは、「5つのW」と「1つのH」という意味で、「疑問詞」の頭文字を集めた言葉です。

ちなみに、中学一年生で習う英文法です。

疑問詞とは何か、まずは確認しましょう。

疑問詞とは、疑問文の”文頭”に使われる英単語です。

尋ねたいことによって、疑問詞を使い分ける必要があります。

そこで、「5つのW」と「1つのH」が使われることになるのです。

「5つのW」と「1つのH」は、以下になります。

what

when

where

who

why

how

ひとつひとつ、詳しく見ていきましょう。

1. what

意味:なに

尋ねたいこと:物

例文:

What time is it?
これは何ですか?

What do you think?
どう(何を)思いますか?

What did she say?
彼女は何と言ったのですか?

whatを使う疑問文では、「何が」「何を」「何に」といった「なに」に関する英文を作ることができます。

2. when

意味:いつ

尋ねたいこと:時

例文:

When is your birthday?
誕生日はいつですか?

When did you play baseball last time?
最後に野球をしたのはいつですか?

When do you want to go to bed?
いつベッドにいきたいですか?

whenを使う疑問文では、「いつ」といった「時」に関する英文を作ることができます。

3. where

意味:どこ

尋ねたいこと:場所

例文:

Where is my book?
私の本はどこですか?

Where do you live?
あなたはどこに住んでいますか?

Where is Shibuya station?
渋谷駅はどこですか?

whereを使う疑問文では、「どこ」といった「場所」に関する英文を作ることができます。

4. who

意味:だれ

尋ねたいこと:人

例文:

Who is he at the door?
ドアのところにいる彼は誰ですか?

Who did you meet at the bank?
あなたが銀行で会ったのは誰ですか?

Who broke the bicycle?
誰が自転車を壊しましたか?

whoを使う疑問文では、「だれ」といった「人」に関する英文を作ることができます。

5. why

意味:なぜ

尋ねたいこと:理由

例文:

Why did you go to a hospital?
なぜ、あなたは病院へ行ったのですか?

Why do you like him?
どうして彼のことが好きなのですか?

Why are you so happy?
なぜ、あなたはそんなに幸せなのですか?

whyを使う疑問文では、「なぜ」といった「理由」に関する英文を作ることができます。

6. how

意味:どのように

尋ねたいこと:方法や程度

例文:

How are you?
元気ですか?

How was the weather in London?
ロンドンの天気はどうでしたか?

How was your day today?
今日はどうでしたか?

How did you get to the museum?
どうやって美術館へ行きましたか?

How many TV do you have at home?
ご自宅にはいくつテレビを持っていますか?

howを使う疑問文では、体調や天気について聞く、また「どのように」といった「方法」または「程度」に関する英文を作ることができます。

ここまで、いかがですか?

それぞれの疑問詞、そして例文もご理解頂けたでしょうか?

ここからは、問題を解いてみましょう。

どの疑問詞が入る?問題を解いてみよう!

次の英文には、どの疑問詞が入るのでしょう。

5W1Hのなかから、適切な疑問詞を選んでください。

(1) (          ) do you have to go to school early tomorrow?

(2) (          ) did you go for lunch last Sunday?

(3) (          ) said that?

(4) (          ) time did you get up this morning?

(5) (          ) do you plan to spend your holiday?

(6) (          ) is dinner going to be ready?

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回答できたでしょうか?

それでは、正解をみていきます。

(1) Why

明朝、どうして学校に早く行かなければならないのですか?

=学校に早く行かなければならない「理由」を聞いているのでWhyが入ります。

(2) Where

先週の日曜日、どこへランチに行きましたか?

=ランチはどこへ行ったのか「場所」を聞いているので Whereが入ります。

(3) Who

誰がそれを言ったのですか?

=それを言ったのは誰なのか、「人」を聞いているのでWhoが入ります。

(4) What

今朝、何時に起きましたか?

=何時にと「何」を聞いているので Whatが入ります。What timeはお決まりのフレーズですね。

(5) How

休暇はどのように過ごそうと計画していますか?

=どのように休暇を過ごすか「方法」を聞いているのでHowが入ります。

(6) When

夕食はいつできますか?

=夕食が準備できる「時」を聞いているのでWhenが入ります。

疑問詞は、「尋ねたいこと」によって使うものが決まってくることがお分かりいただけたでしょうか?

5W1H疑問詞で、知りたいことをはっきり聞くことができる

ここで、5W1Hの疑問詞を使うと、知りたいことをはっきり聞き、知りたい答えが得られるという例文をご紹介します。

Do you want to eat?

この英文は「食べたいですか?」という意味になります。

この英文に5W1Hの疑問詞を足してみます。

What do you want to eat?

すると、「何を食べたいですか?」となります。

話し相手と、今晩、ディナーにでかけるときなど、相手がどのような食事をしたいか聞くことができます。

続けて、もう一文みてみます。

Did you go to a hospital?
病院に行きましたか?

この英文に5W1Hの疑問詞を足してみます。

Why did you go to a hospital?
なぜ、病院に行ったのですか?と病院に行った理由を聞くことになります。

病院に行ったらしい相手を心配し、どうして行く必要があったのか、Whyという疑問詞をつけることで聞くことができるのです。

このように5W1Hは会話にとって、大変便利な疑問詞と言えます。

英会話では5W1H疑問詞だけで質問が可能

完成された英文を書けることは大切ですが、英会話の場合、5W1Hの疑問詞だけで質問することも可能ではあります。

what 何が?

when いつ?

where どこ?

who 誰が?

why どうして?

how どうやって? といった具合にです。

あいづちのように、疑問詞だけを使って会話を進めることもアリと言えます。

しかし、これは親しい間柄での英会話に限っての使用にしましょう。

さて、ここからは、疑問詞を使った英文に対する答え方について解説します。

5W1H疑問詞で始まる英文への答え方

5W1Hの疑問詞で始まる英文は、YesやNoで答えることができません。

前出の文章で具体的にみてみます。

Why did you go to a hospital?
なぜ、病院に行ったのですか?

もし、Did you go to a hospital?(病院に行きましたか?)という英文であれば、

Yes I went to the hospital.
はい、病院に行きました。

No I didn’t go to the hospital.
いいえ、病院に行きませんでした。

このように、YesやNoで答えます。

しかし、Why did you go to a hospital?と、病院に行った理由を聞かれた場合に、YesやNoで答えるととても不自然です。

では、どのような答え方になるのでしょう?

正解は、以下になります。

Because I had a sharp stomachache.
なぜかと言うと、激しい腹痛があったからです。

Why(どうして)という疑問に、”激しい腹痛”があったことを答えています。

一つ、ここで覚えていただきたいのは、

Whyで始まる疑問文に対する答えは、必ずBecause(なぜなら・なぜかと言うと)で始めるということです。

WhyとBecauseは、セットで覚えてください。

Do you want to eat?とWhat do you want to eat?の場合も同様です。

Do you want to eat?と聞かれれば、食べたい(Yes)、食べたくない(No)で答えたれますが、What do you want to eat?と聞かれたら、ステーキ、すき焼きといった具体的な答えが必要になります。

I want to eat steak/sukiyaki.

5W1Hの疑問詞を使った疑問文やそれに対しての回答の仕方について解説致しました。

最後に、「間接疑問文」についても触れることにしましょう。

疑問詞を使った間接疑問文とは?

疑問詞を使った間接疑問文とは、英文のなかに疑問文を入れる方法です。

例文で確認しましょう。

I don’t know what you want to eat.
私にはあなたが何を食べたいのか分かりません。

Do you know why we come here?
どうして私たちがここに来たか、知っていますか?

She didn’t know what to do.
彼女は何をしていいか分かりませんでした。

Can you tell me how to use iPhone?
iPhoneの使い方を教えてくれませんか?

Can you tell me where to get the train ticket?
電車の切符をどこで買うか教えてくれませんか?

このように例文を見ると、間接疑問文は覚えると大変便利です。

訪ねたいことによって、疑問詞を選ぶのは疑問詞を文頭に使う疑問文も間接疑問文も同様です。

中学基礎英文法5W1Hとは?まとめ

今回は、5W1Hの疑問詞についておさらいしました。

実は疑問詞には、5W1H以外に、which 、whoseもありますのでちらと頭に置いておいてください。

しかし、5W1Hを使いこなせれば、ほとんどの場合で相手に質問することができたり、相手から何を質問されているのか分かります。

whatかな?whoかな?とはじめは頭で考えることがあるかもしれませんが、そこはどんどん使って間違えたら言い直す、の繰り返しで慣れていきましょう!

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