コラム

英語ができるとどんなメリットがある? 知っておきたい6つのこと。

突然ですが、皆さんはなぜ英語を学習していますか?
それぞれの目標があって学習を始めたと思います。
しかし、語学は英語に限らず、始めてすぐにパッとできるようになるものではありません。
だからこそ、途中でギブアップする人が多いのです。
自分の上達や変化が感じられないで机の上だけで学習を続けていると、さすがに辛くなるときだってあるでしょう。

そこで今回は、改めて「英語ができることのメリット」について考えたいと思います。
そのメリットはとても多くあります。
プライベートとビジネスに分けて解説しましょう。

なぜ、英語を学ぶの?

色々なところで、グローバル化が進んでいると言われています。だからこそ、英語が必要だと。
確かに、その通りです。
しかし、英語を使えなくても困らないとも言えます。
国際化が進むビジネス業界も、オリンピックもパラリンピックも、自分が1人英語ができなくても、一向に問題は起こりません。
日本は、普段の生活は日本語だけで問題ない国です。

英語は、ご存知の通り、国際共通語です。
世界で使われる言語を見るとき、英語を母国語または第2言語とする人は世界で、約8億4,000万人と言われています。
中国が1位ですが、これは中国の人口を考えると頷ける結果です。
第3位は、スペイン語の約5億7,000万人が続きます。
英語とスペイン語の両方を話す外国人は実に多くいます。

ここでぜひ注目したいのは、英語を使えるようになれば、これら膨大な数の人たちとコミュニケーションが取れる可能性があるというポイントです。どこかで、何かのタイミングで、この数字のなかの1人と出会う可能性はないとは言えません。
そういった機会に英語が使えれば、プライベートやビジネスのシーンにおいて人生をさらに豊かにしてくれます。
これこそ、英語ができることのメリットなのです。

それでは、英語ができることのメリット「プライベート編」から、具体的にご紹介しましょう。

プライベート編

英語ができると、プライベートでどんな良いことが起こるのでしょう。
そのメリットはとても大きく、可能性は限りがありません。

・自己肯定感が高まる
英語の学習を通して、自己の成長を感じることができます。
それは、英語の上達によるものだけでなく、学生や社会人として多忙な毎日を送るなか、諦めずにひとつのことを継続していく自分を発見することにあります。
それは、充実した生活を送ることになり、自己肯定感が高まっていくでしょう。

自己肯定感が高まると、良いことがたくさんあります。
何かに対し、前向きに取り組み全力を尽くせたり、失敗をしても立ち直りが早くなります。
これがまた英語学習においても良い効果を出すことができます。
英語が上達していくに従い、自分を認めることができるので自己肯定感も高まり、これが大変大きなメリットになるのです。
自己肯定感による、精神的安定・精神的余裕は重要です。

・価値観の多様化
日本にだけ住んでいると、なかなか外国の文化に触れることはありません。
しかし、海外旅行に行くと、多文化の魅力を感じることは多々あるのではないでしょうか?
そこで、現地の人と英語でコミュニケーションが取れるようであれば、さらに理解が深まる場合もあります。
極端ですが、サハラ砂漠で過ごすツアーに参加したことがあるとします。
このときの感動を英語で表現できるようであれば、多くの外国人との英会話がより楽しいものになります。
また、日本に住んでいたり旅行に来る外国人と話す機会があっても、英語が少しでも話せるか、全く話せないのではその機会を活かすに大きな差がでることは確かです。
外国の文化がよく、日本はよくないということでは決してありません。
外国の文化や習慣を知ることは、改めて日本の優れているところ・そうでないところを見極める手伝いをすることになります。
日本人は大変几帳面で、他人に迷惑をかけてはいけないという意識が強い傾向があります。しかし、外国をみると良い意味で自分本意の考え、他人を許すといった考えがあります。
日本を知り、外国をも知る、このことで考え方や行動が現在より柔軟になる可能性が高くなります。
もしかすると、外国人のパートナーと出会う可能性もあるでしょう。
英語が使えればこのように自分が持つ価値観が変わったり柔軟になれるというメリットが大きいのです。

・達成感
英語の学習を続け、少しづつでも日々の成長を感じられるようになれば、英語に関わる時間を毎日の生活のなかで持つことが自然になっていき、結果、継続が簡単になっていきます。
このような状況であれば、ぜひ目標を設定しましょう。
これは、英検、TOEICやケンブリッジ検定などのテストであったり、半年後の海外旅行であったり何でも良いのです。
継続した学習→目標設定→目標達成のための努力→結果を出す、このポジティブなサイクルを意識して作り出します。
目標は徐々に高いものにしていけますし、その都度の自分の努力に対しての良い結果は達成感を感じることができます。
やり遂げるのも諦めるのも自分次第です。
英語関連であれば、設定する目標はいくらでもあります。
学業・仕事以外で達成感を感じられる、これが英語のメリットなのです。

では、次にビジネス編にいってみましょう!

ビジネス編

世界目線で考えれば、英語はもはや特別なものではなく、できて当たり前という感覚です。
あくまでも、英語だけでなく、専門的知識があることが前提です。
英語ができる上で得られるメリット、ビジネス編をご紹介します。

・受け身でない人生設計

現代の日本を考えれば、英語を使えることで仕事上の可能性が広がることは間違ないと言っても過言ではありません。
必要性を感じているものの、何かを言い訳にそのままにしておくと、行動を開始した周りの人たちとどんどん差がつきます。
行動を開始していない自分に罪悪感を感じたり、自分のポジションを失う不安定なものを感じたりするのであれば、これはよくない状況です。これらは、受け身の態勢になります。
受け身の態勢こそ、精神的に良くないものはありません。
反対に、自分から動くことでガラリとパターンを変えることができます。
企業で英語研修などがあればまだ良いですが、それが無いとなればやはり自分次第です。
行動を起こし、今以上に会社に貢献できる人材になるような積極性を持ち、受け身でない人生設計をしましょう。
受け身でない人生設計には、新たに海外出張や海外赴任という転機も訪れる可能性も高くなります。
自分の職種に必要な知識や経験に、英語が加わると、ご自身の強みになるのです。

・給料に差がでる
英語ができると、給料に差がでます。
まずは、日本の平均給与を確認しましょう。
国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」をみると、民間企業の従業員がもらう平均給与は440万7,000円でした。
英語を使うポジションの年収を見てみます。
勤続年数や業界によっても違ってきますが、例えば、金融のオフィスアドミニストレーターで500万円以上、総務マネージャーで750万円以上、IT業界のプロジェクトマネージャーで1,000万円以上、システムエンジニアで600万円以上といった感じです。
どれも日本人の平均給与を軽く超えます。
もちろん、国内企業だけで働くことから給料が高いと言われる外資系企業を視野にいれることができるのも、英語力次第です。
このように、英語力と年収には相関関係があることは歴然としており、英語を使えることでより高い給料が期待できるのです。

引用元:
国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm

・情報量が増える
インターネットがこれだけ普及した現代、オンラインでできるリサーチが大変便利になりました。
インターネット情報の正確さを見極める力は必要ですが、調べる手段を日本語だけから英語を含めたものに変えられれば、情報量が格段に違ってきます。それは、10倍以上とも言われています。
これはインターネット上だけでなく、社内や同業界の社外の外国人とのコミュニケーションから情報を得られるということにもなります。

英語ができることのメリットを得るには?

ここまでに紹介した6つのメリットを得るには、どれほどの英語力が必要でしょう。
TOEICで考えれば、600スコアを目安に考えたいところです。
600スコアを保有していれば、平均以上の英語力を持っていると判断され、就職や転職が楽になります。
まずは600を目指し、そこをクリアしたらさらに高得点を得るために努力を続けましょう。
しかし、600スコアに到着するまでには、自分の英語力に関して上達を感じたり、外国人とコミュニケーションしやすくなったと感じたり、ポジティブな変化が待っています。
その過程を楽しめるのも語学ならではです。
現代はインターネットのおかげで、アプリやオンライン英会話など、費用をかけずに英語を学習できる方法が増えました。これも、それだけ英語が必要とされているという証明ですね。

英語ができるメリット6つまとめ

・自己肯定感が高まる
・価値観の多様化
・達成感
・受け身でない人生設計
・給料に差がでる
・情報量が増える

英語を学習しようと思っている方、すでに始めている方、英語ができることで起こるメリットには制限がありません。
英語学習を始めたときは仕事のことまで考えていなかったけれど、英語ができるようになってきたら外資に挑戦してみたいと思えるようになったり、留学やワーキングホリデーに興味がでてきたなどとパターンもあります。
英語は自分の世界を広げてくれるツールです。
無いよりはあったほうが絶対いい!と断言できるのが英語なのです。
今一度、それぞれのメリットを確認し、積極性を持った英語学習をしていってください。
その後の明るい人生、広がる視野、良いことばかりですよ!