コラム

英語でアフターコロナの表現は?生活に必要な用語を学ぼう

皆さん、こんにちは!サリーです。
イギリスはコロナウイルスにより通常の生活には戻っていませんが、家族以外の人と庭や公園で会えるようになったり(最高6人まで)、お店がリオープンしたり、少しづつ緩和が進んでいます。
7月4日からはいよいよパブやレストランが開くことになりそうです。
そんななか、日本なら中学3年生の息子が、およそ3ケ月ぶりに登校しました。
来年に大きな試験を控える学年で、他の学年よりも優先的な登校となっています。
ただ、不安を感じる場合は登校せず、これまで通りホームラーニングを選択することもできます。
我が家は学校とのコミュニケーション、通常30人クラスのところを8人のグループにする、検温や2メートルのソーシャルディスタンシングなどの学校のコロナ対策に納得したこと、そして本人が行くという意志を持っているので行かせることにしました。
長い夏休みも来ますから、それまで午前中のみ週2回の登校ですからそれほど回数はありませんが、少しでも学校で過ごすということは悪くないと思っています。
さて世界中で起こるコロナウイルス、このブログやニュースなどで関連するいくつかの英語表現を使えるようになったでしょうか?
まだまだ不安が続くなか、これまでに学んだものに加えて、「アフターコロナ」に関するものも抑えておきたいと考える方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、「アフターコロナ」を取り上げます。
関連の表現や新しい生活に必要な用語を一緒に学びましょう!

アフターコロナとは?

まずは、アフターコロナという言葉について理解するところから始めましょう。
COVID-19は皆さんご存知の通り、新型コロナウイルス感染症のことを言います。
世界中で猛威をふるい、私たちは大きな影響を受けました。
COVID-19のワクチンは開発途上であり、また第2波が秋に到来するという予測もあることから、コロナウイルス発生以前の生活にすっかり戻ることはできないと考える人が多い状況となっています。
しかし、学業や仕事に戻らないわけにはいかないため、新しい生活様式が求められています。
そこでできた言葉が「ウィズコロナ」だったり、「アフターコロナ」です。
ウィズコロナは、with-coronaです。
正しく、コロナウイルスと共存する生活を表わしています。
この共存生活は、ワクチンまたは有効な薬を使えるようになると終了します。

そして、アフターコロナ。
パンデミック(世界的大流行)後にコロナウイルスが収束していくなか、社会が安定していく過程を言います。
ワクチンや特効薬ができることは世界中が待ちわびていますが、これらができたとしても、世界中に行き渡るには時間がかかります。
人の移動によって感染が広がるウイルスは、自分たちだけがワクチンを持っていてもそこに人の移動がある限り、全世界ベースで考えなければならないという特徴がありますね。
こういった状況のなかで私たちはどう社会生活を送るかが、大きなキーポイントになるのです。
そして、これからしばらくは「ウィズコロナ」で「アフターコロナ」を過ごしていく必要があることを意識せざるを得ないでしょう。

アフターコロナのなかのNew Normal

今までかつてないほどの影響を及ぼし、今も多くの人、企業が困難に陥っています。
アフターコロナでは、今までとは違た新しい生活様式や意識が求められます。
そこで「New Normal(ニューノーマル)」です。
2008年のリーマンショック時にできたNew Normalという言葉は、”新常態”と訳され、このたびのコロナウイルスで再び頻繁に使われるようになりました。
「新しい生活様式」また「新しい日常生活」を意味し、コロナ対策が普段の生活に取り入れられることを表わします。

日常生活に取り入れられるコロナ対策、その英語表現とは?

ここで、コロナ対策とその英語表現をみていきたいと思います。
飛沫によるものが中心経路であるコロナウイルス、感染しないこと、感染させないことが最重要と言われています。
自宅での自粛が終わって、社会で活動するための対策となります。
それぞれの対策を英語でどう言うのかご紹介します。
例文とあわせて紹介しますので、使い方もぜひご参考にしてくださいね。

1) ソーシャルディスタンシング・社会的距離=social distancing

人と人との距離をとることが大切であることから、social distancingがどの国でも実行されています。
距離は1メートルの国もあれば、2メートルの国もあります。
これは学校や店舗でも取り入れられ、テープを貼ったり、アクリルボードなどを設置する対策が取られています。

You must use 2m social distancing when you meet people.
(人と会うときは、2メートルのソーシャルディスタンシングを取らなければなりません。)
2メートルの距離を取るは、動詞useを使うところがポイントです。

The restaurants have been preparing their social distancing in order to welcome back their customers.
(レストランはお客様をまた迎えるため、ソーシャルディスタンシングの準備をしてきました。)

2) マスク着用=wearing a mask/put on a mask

日本ではマスクをつけることはコロナ以前から普通(ノーマル)のことであり、ニューノーマルではありませんが、海外、特に欧米では今までになかった新しい習慣になりました。
イギリスの公共交通機関では、フェイスカバーリングが義務付けられました。

You should wear a face covering/mask on public transport to help reduce the risk of coronavirus transmission.
(コロナウイルスの伝染を避けるため、公共交通機関ではフェイスカバーリング/マスクをつけるべきです。)
この文章は少し長いですが、前後2つに分けると簡単に訳すことができます。

You should wear a face covering/mask on public transport=公共交通機関では、フェイスカバーリングをつけるべきです。

(プラス)

to help reduce the risk of coronavirus transmission.=コロナウイルスの伝染を避けるため

public transportは公共交通機関で、ぜひ知っておきたいフレーズです。
また、coronavirus transmissionはコロナウイルスの伝染になりますので、コロナ関連の用語としてとても重要なフレーズになります。

3) 換気をする=ventilate

換気の悪い密閉空間、多くの人がいる密集場所、近距離に人がいる密接空間から、「3密」という言葉も浸透しました。
室内は特に感染リスクが高いということから、換気をよくすることが大事だと言われています。

Please open the windows to ventilate the room.
(部屋の換気をするために、窓を開けてください。)

It’s very important to ventilate closed places.
(閉鎖された場所を換気することは非常に重要です。)

「閉鎖された場所」はそのままclosed placesと訳すことができます。

4) 手洗い=hand wash、うがい=gargle

外出先から戻ったときにする手洗いやうがいは、日本人なら多くの家庭でしてきたことです。
しかし、コロナウイルスの蔓延によって、より多くの人がこれらを実行することになりました。
そのおかげで、インフルエンザに罹る人が激減したと言います。
また、学校、店舗や企業でもハンドジェルが用意され、欧米でも今までにない衛生観念が生まれたことになります。

Please wash your hands and gargle every time you come back from somewhere.
(何処かから戻ったときは毎回、手洗いとうがいをしてください。)

You should use a hand-gel before and after shopping.
(買い物の前後には、ハンドジェルを使ってください。)

ウィズコロナに慣れてくると、「今日はいいや」「今日だけ」などと気分が緩んでしまうことがありますが、手洗いはうがいは常に意識したいですね。
これらをする前は、目、口、鼻などとを触らないようにしないといけません。

5) ワクチンの開発=develop vaccine

ワクチンについてはニュースでよく目にすることがありませんか?
全世界が待ちわびているワクチン、英語ではvaccineです。
ヴァクスィンといった感じで発音してください。

People around the world hope the rapid development of a coronavirus vaccine for life to return to normal.
(通常の生活に戻れるよう、世界中の人々が迅速なコロナウイルスワクチンの開発を期待しています。)

develop vaccineは「ワクチンを開発する」という意味ですが、名詞development「開発」として使っています。
さらにrapid developmentとしていますが、rapidは「迅速な・早急な」と意味ですので、最終的に「迅速なコロナウイルスワクチンの開発」になるのです。

6) 在宅勤務=working from home

コロナ対策で大きな変化があったのは、その働き方ではないでしょうか?

職種や業種によっては違いますが、在宅勤務をする人が増えました。
日本語ではリモートワーク、テレワークなどと呼ばれていますね。
英語では、working from home, working at home,などの表現が一般的です。

I can save 2 hours commute by working from home.
(在宅勤務をすることで、2時間の通勤時間を節約できるんです。)

commuteは「通勤・通学」という意味です。
覚えておくと、きっと使うときがありますよ。

7) 時差通勤=staggered working hours

オフィスに戻ることになった方も多くいらっしゃるでしょう。
その際、時差通勤をされていますか?

My company allows us to do staggered working hours to avoid a packed train.
(私が勤める会社は、満員電車を避けるために時差通勤を認めています。)

在宅勤務そして時差通勤をいかに少なくするか、これがリスク減に繋がるコロナ対策の1つの方法になるんですね。

8) 新型コロナウイルス 接触確認アプリCOCOA=COVID-19 contact confirming app

誰がどこで誰を接触したかをトラッキングするアプリ「COCOA」ができました。
厚生労働省により配信開始、6月19日に提供開始となっています。
引用元:厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

COCOA is an app that when you are positive, can confirm who you have been in contact with.
Also, people who were in contact with a positive person, can get an alert so that they can get a test.
(COCOAは、あなたがコロナウイルスに感染したときに誰と接触したか確認できる新型コロナウイルス接触確認アプリです。
そして、感染者と接触した人はそのことについてアラートが来ること、そして検査を受けることができます。)

人の往来、県と県をまたいだ移動ができるようになりましたから、万が一のことを考え、こういったアプリを利用することは大切ですね。

英語でアフターコロナまとめ

アフターコロナによる新しい生活に必要な行動の英語表現をまとめました。
コロナウイルスは未だ世界中で蔓延しています。
そのため外国人と話すときには外せない話題であり、英語の表現を知っておくことでコミュニケーションに役立ちます。
色々緩和が進んでいますが、油断をせず、安全にお過ごしくださいね!
(執筆は2020年6月23日のものとなりますのでご了承ください。)

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