外国人と言えば、スキンシップをよくするという印象があります。
知り合った外国人にハグされて驚いた、自分がどう返してよいか戸惑ったという経験はありませんか?
異性だったらなおさら、どんなつもりなのかと考えてしまうこともあるでしょう。
文化の違いと一言で言ってしまえば簡単ですが、外国人にとってはいたって普通なスキンシップを理解することでより良い関係が築けるようにしませんか?
今回は、外国人とのコミュニケーションで必須のスキンシップについて、様々なパターンを紹介してまいりましょう。
スキンシップで得られる素晴らしい効果も最後に紹介します。
海外の異文化を知ることは面白いですよ!
◼︎Greeting 挨拶編
一般的に、外国人はとってもフレンドリーです。道で会ったら、目をみて「Hi! How are you?」と自然に声をかけます。そこで、天気のことなど”スモールトーク”をする場合もありますし、良く知った仲であれば家族のことなど近況を話したりします。
全く知らない人でも道ですれ違うときには、軽く笑顔で挨拶することもありお互い気分が良くなる方法を知っているというイメージです。
相手の目を見てする挨拶を堂々とする外国人は、この段階からコミュニケーションの達人と感じさせられます。
挨拶時に良く使われるフレーズを紹介しましょう。
相手の目を見て、笑顔で気持ちよく挨拶します。
How are you doing?
元気にしてる?
Good to see you!
会えて嬉しいよ!
What’s up?
調子どう?
I’m doing well, thanks. And you?
元気元気、ありがとう。あなたは?
Long time to see!
久しぶり~!
It has been a long time.
しばらく会ってなかったね。
How have you been?
元気にしてた?
このような挨拶をするときに、握手をする場合があります。
◼︎Shaking hand 握手編
英語圏では、挨拶時に握手をすることがあります。
特に、ビジネスの場や男性同士で握手をすることが多いですね。
ここでも相手の目をみて、しっかりと手を握ります。ここでお辞儀をしようと、頭を下げる必要はありません。
そして、相手が近づいてきたら座っていてもスクッと立って握手をしましょう。

もともと、「私は武器を何も持っていない」ということを証明するために握手が始まったようです。
相手との友好関係を築くためにも、握手はしっかりとしたいところですね。
◼︎Hugging ハグ編
日本でも「ハグ」という言葉が浸透しました。相手を抱きつつむことを言います。
お辞儀をするなど、相手と適当な距離をとることが礼儀であると思ってきた習慣を持つ日本人にとっては、ハグはアクションを起こすのにちょっとした勇気がいるスキンシップではないでしょうか?
しかし英語圏では、ハグは日常的にされるスキンシップです。
場合によっては、握手よりハグのほうが多いかもしれないくらいです。
家族間ではことあるごとに、友人同士でもよくしますし、先生と生徒間でもします。ハグをすることで相手を抱きしめ、全てを受け入れるというようなフィーリングを表現しています。
グループハグ!と言って友達数人や家族でハグしあうこともあり、ハグが日常的にされていることを感じます。
相手と出会ったら「Hi!」と言いつつ、近づきます。
そしてハグは両手を広げタイミングを作りだし、相手をグッとつつみこみましょう。
時間にして、短すぎず長すぎず1.5秒~2秒です。
ハグに関しては、男性&女性、女性&女性、男性&男性どの組み合わせもアリです。
Give daddy a hug.
お父さんにハグしてあげて。(子どもにハグを促すとき)
I gave my mum a hug before bed time.
ベッドタイム前にママにハグをしたよ。
A big hug to all her family!
彼女の家族すべてに大きなハグを!
Can I give you a hug?
ハグしてもいい?

英語を学習している人や、留学をしている人は特にハグをする機会が多いかもしれませんね。
このスキンシップが自然にできるようになると、外国人との距離が縮まります。
ネット時代、hugを表す表現がありますのでそちらも紹介しましょう。
「xoxo」は、hugs and kissesを表します。メールやメッセージの一番最後の名前の後に「Nao xoxo」などと使います。
ビジネスでは使いませんので、ご注意ください。
◼︎Kissing キス編
一番難易度レベルが高いのが、キスのスキンシップではないでしょうか?
日本人にとってキスとは、一般的に恋愛感情を持つ人だけへする行為ですね。それが友達や知り合いとあれほど顔を近づけること自体、とまどいを感じても不思議ではありませんから挨拶のキスとはいえ緊張することもあるかもしれません。
挨拶のキスは頰にすることが多いですが、これはお国によってだいぶ違いがあるようです。
男性&女性、女性&女性、国によっては男性&男性の間でもキスの挨拶がされます。
やり方も、1回だけするもの、2回両頬にするもの、さらに3回するものもあります。
キスは誰かと会ったときにしますし、そしてまた別れる際にすることが多く気さくな挨拶という感じです。
外国人がするものを真似て、どんどん慣れていくようにしましょう。
最後にスキンシップの効果をご紹介しましょう。
◼︎スキンシップの素晴らしい効果
ハグやキスなどで相手に触れることで得られる効果は大変大きいのをご存知ですか?例えばハグをすることで、幸せと感じるホルモン・オキシトシンが分泌されると、心と体を健康にすることができます。心に良い作用があり、相手との信頼関係を高めることができます。
確かに、ハグをすると心が温かくなりますね。
このようにスキンシップは、相手との距離を自然に縮めているものだということが分かります。
◼︎外国人とのスキンシップまとめ
日本人よりスキンシップが日常に行われる外国人。挨拶に握手、ハグ、そしてキスとそのシーンによってどんなスキンシップが良いのか迷う部分がありますが、「習うより慣れろ」の精神で恥ずかしがらずにコミュニケーションを取ってくださいね。
そして、スキンシップが自然にできるようになって外国人との距離を縮めましょう。