コラム

英語中級以上の人におすすめ!読むべき洋書5選~実用書編~

ある程度英語に慣れたらぜひチャレンジしたい洋書。抵抗感なく洋書に親しむためには、ビジネス書や自己啓発書といった実用書からスタートするのがおすすめです。小説には詩的な表現や難しい言い回しが使われていますが、実用書にはそういった難しい表現は少なく、平易かつ端的な英語で書かれているためです。今回は、英語レベルが中級以上の人の洋書デビューにおすすめの実用書を5つご紹介していきます!StockSnap_0SP70JWWOK

●Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less(著者:Greg McKeown)

小手先のタイムマネジメント方法ではなく、本当に大切な(Essential)ことを見極めてそれを確実に実行するための方法を、体系的に教えてくれる本です。重要ポイントごとに簡単な図解や簡潔なまとめがあり、内容をきちんと整理しながら混乱なく整然と読み進められます。難しい単語はほとんどなく表現も平易なため、辞書を使わずに全編を読み終えられるかもしれません。日本語訳もあり、邦題は「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」です。

●Zero to One: Notes on Startups, or How to Build the Future
(著者:Peter Thiel、ライター:Blake Masters)

アメリカでも日本でも大きな話題になった本。日本語訳は「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」です。著名な起業家がスタンフォード大学で行った起業講義録という、一般人には縁のなさそうな壮大な本に見えますが、ビジネスに関わる人だけでなく将来に悩んでいる普通の人にも役立ちます。発想の転換をしたいという人におすすめ。日本人にも読みやすい英語で書かれているので、起業に関する知識や関心があれば難なく読み進められます。

●The Life-Changing Magic of Tidying Up(近藤麻理恵)

日本で話題になった「人生がときめく片付けの魔法」の英語版です。アメリカのAmazonでもNo.1に輝いたんだとか。従来の片付け術とは異なる方法が紹介されていて、片付けが苦手な人にとっても得意な人にとっても新しい発見があります。日本語から英語に訳されたものなので非常に読みやすく、内容も日本の住宅事情に合ったもののため楽しんで読み進められます。こんまりさんのふんわりとした表現がどう英語に訳されているのか、日本語版と対比させながら読んでも楽しいかもしれません。
Little Bets: How Breakthrough Ideas Emerge From Small Discoveries (著者:Peter Sims)

●Little Bets: How Breakthrough Ideas Emerge From Small Discoveries
(著者:Peter Sims)

多くの成功者たちの「夢の実現の仕方」を分析し、彼らに共通する行動を明らかにした本。成功者の多くも「本当は何がやりたいか」や「どうすれば成功するか」が明確にはわかっていなかったということが語られ、一般人である私たちに勇気をくれます。目標や方法など大きなものがはっきりと見えていなくても、今日から小さな行動を起こしたくなるような本です。端的な英語で書かれているため、心地よく読み進めることができます。

●Who Moved My Cheese?(著者:Spencer Johnson)

昔日本で流行った「チーズはどこへ消えた?」の原作です。小人とネズミがチーズを探す中で、人生において本当に大切なものに気付いていくという物語形式で進みます。物語形式ですが内容はいたってシンプル。簡単な英語で書かれていて他の本と比べるとかなり短く、洋書デビューにもってこいの1冊です。英語が好きな人であれば、中学生くらいから読めるかと思います。シンプルな英語とほっこりする内容に心が癒されるので、難しい洋書の合間に読む本としてもおすすめです。

●洋書は無理して読み進めないのがポイント!

ご紹介した本はどれも、日本の大型書店や通販で手軽に購入できます。あらすじやレビューを参考にしつつ、気になった本はぜひ気軽に手に取ってみてください。洋書を読むときのポイントは、無理に読もうとしないことです。パッと見て気に入ったものでもいざ読んでみると読みにくい…ということは日本語の実用書でもありますよね。自分に合わないものを無理して読み続けると洋書嫌いになってしまうので、そういう場合は思い切って読むのをやめて新しい本を探しましょう。端的で読みやすい実用書からスタートして、洋書の世界を楽しんでもらえたらと思います!

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