スピーキング

英語を使って外国人と働く。コツ10つとコミュニケーションフレーズ紹介。

グローバル化の進む国内の企業や外資企業に勤務している人は、英語を使い、外国人と働くことがありますね。

東京のコンビニも、多くの外国人がアルバイトをしています。

異なる文化を持つ外国人に、ストレスを抱える日本人は多いようです。英語初心者であれば、なおさらでしょう。

ここでは「異なる文化」という点が大きく関係します。

そして、外国人と働く際のコツや注意点を知ることが大切です。

英語にあまり馴染みのない人でも、準備をしておくことでこれから起こる変化に準備しましょう。

最後に、コミュニケーションを取るために覚えたい英文フレーズも紹介します。

201941日「改正出入国管理法」を施行

職場やバイト先に、外国人が増えたと実感している人もいるかもしれません。

日本政府は、「即戦力を受け入れる」とし、2019年4月1日に「改正出入国管理法」を施行しました。

これは、深刻な人手不足に対し、外国人労働者の受け入れ拡大を目的としています。従来は認められてなかった単純労働もこれによって受け入れられることになりました。

日本で働く外国人労働者は年々増え続けています。

それによって、外国人と一緒に働くという状況も増えることが確実です。

日本に来たい外国人は、技能試験や共通の日本語能力判定テストを受けますが、英語でのコミュニケーションはやはり欠かせないと言えるでしょう。

「こんなことって有り得ない」と悩む日本人

外国人は増える一方ですが、実際に外国人社員と働いている日本人はどんな感情を持っているのでしょう。

・自分の要望など、物事をはっきり言う

・意思疎通がスムーズにできない

・日本人によりも細かい指示・説明が必要

・時間にルーズな面がある

・有給休暇をばっちりと消化する

ポジティブな面、ネガティブな面、両方の感情があります。

忘れてはならないのは、相手も日本人や日本のやり方にストレスを持っている可能性があるということです。

それでは、ここからは英語によってコミュニケーションを取る外国人上司や同僚と働く際のコツや注意点をみていきましょう。

外国人と働く(1) 「察する文化」は通用しない

外国人に日本の「察する文化」は通用しないと割り切りましょう。

言語だけでなく、これは文化の違いです。

言わなくては絶対に伝わりません。

「これくらい、言わなくても分かってくれるだろう」と言った思い込みをして相手に期待をしていたら、痛い目にあったという話しはよく聞きます。

「あうんの呼吸」もありません。”ホウレンソウ”を意識し、常にコミュニケーションをとることが必要です。「Thank you」という感謝を表す言葉もしっかり伝えましょう。

外国人と働く(2) 曖昧な表現は避ける

よく言われることではありますが、日本語は結論が一番最後に、英語はまずYes Noをはっきり言うという大きな違いがあります。

日本人とビジネスをすると、はっきりとした回答を得るまで時間がかかり、外国人にするとイライラする場合もあります。

まず、Yes Noをはっきり言っても大丈夫だということを頭におきましょう。曖昧な表現は、関係を混乱させるだけです。

外国人と働く(3) 仲間内で日本語をつかう

外国人がいるグループに日本人がいる場合、日本人が日本語で話すケースがあります。英語があまり得意でない、日本語のほうがてっとり早いという気持ちが働くからでしょう。

しかし、日本語の分からない外国人にしてみたら、自分はそこにいるのに無視されていると取りかねません。

やはり、つたなくても、世界共通語である英語で話すことがマナーと言えるでしょう。

外国人と働く(4) 目をみて話そう

外国人と話すとき、目をみてコミュニケーションを取っていますか?

外国人というだけで緊張するあまり、下を向いてしまうこともあるかもしれません。しかし、外国人からしてみたら、自分が話していることが伝わっているのか疑問に持つこともあるでしょう。また、自分に自信がないと受け取られる場合もあります。

英語が得意でなくても、上手に相槌をうつ方法などを事前にできるようにしておくことがおすすめです。

目をみて話すか話さないかで、印象はまったく違ってきます。

外国人と働く(5) 分からないことはきちんと聞き直す

英会話が進むなかで聞き取れない場合もよくあることです。

そんな時は、自分は英語ネイティブではないくらいに開き直ることもメンタル面では大切です。

分からないことをそのままにしておけば、業務に支障をきたす場合もあります。

分からないことはそのままにせず、分かるまで聞き直すことが重要です。数度聞くことになっても、罪悪感を感じないでください。

相手はあなたの真剣な態度に辛抱強く答えてくれるでしょう。

しかし、自分側の英語力アップの努力は必須です。

外国人と働く(6) ランチタイムは積極的にコミュニケーション

業務から離れて、コミュニケーションのためにランチタイムを有効利用しましょう。

ほとんどの外国人はフレンドリーです。自分の国のこと、日本のことについて文化の違いなど、面白く会話ができるでしょう。

ランチタイムに積極的にコミュニケーションをとれば、外国人の性格、英語のアクセントに慣れていくこともできます。関係を築いていけば、業務上でも良い効果がでるようになっていくでしょう。

外国人と働く(7) 休暇の習慣を尊重する

外国人には、それぞれの国の休日があります。それは宗教的なものが多く、休暇をとって自分の国に一時帰国することもあるでしょう。

例えば、クリスマス休暇はもちろんサンクスギビングデーなどもあります。

遠く離れた自分の国に戻る際は2週間といった期間で休暇をとる場合もあるでしょう。日本人にはなかなかまとまって取れない期間ですが、企業の就業規則に則っている限り、異文化を尊重するようにしましょう。

外国人と働く(8) プロセスより成果

日本において結果だけでなくプロセスも重要視され評価の対象になるのに比べ、外国特にアメリカでは最終的な成果を最も重要視する文化があります。そこに行き着くまでのプロセスに対しては予算や時間をあまり使いません。

外国人が上司であれば、その点を意識することも必要と言えるでしょう。

外国人と働く(9) 上下関係を意識せずに意見交換を行う

日本は上司と部下の上下関係がはっきりしています。しかし、外国では上下関係をあまり気にせずに、自分の意見を伝える風潮があります。

もし、部下に外国人がいて、日本人部下からはでないような意見がバンバンでてきても驚く必要はありません。

そのような積極的な意見交換は大変刺激的です。英語の特徴からも、日本語より気軽に意見を言えることに慣れてしまうこともありえます。

外国人と働く(10) プレイベートは非常に大切にされる

日本人と外国人の働き方の最も大きな違いのひとつは、この「プライベート」にあると言っても過言ではないでしょう。

業務時間内は効率的に働き、仕事が終わればサクッと帰宅し、家族や友人との時間を大切にします。

日本ではやはり仕事が中心に考えられがちですが、その違いを尊重することが外国人と働くコツになります。

それでは、最後に外国人とコミュニケーションを取るために覚えたい英文フレーズを紹介しましょう。

コミュニケーションを取るために覚えたい英文フレーズ紹介

外国人と英語でコミュニケーションをとることは、これからもますます増えていくでしょう。

英語初心者でも、積極的に話ができるように最低限のフレーズは話せるようにしておきましょう。

挨拶編:

どんな人が相手でも挨拶が肝心ということは世界共通です。

Hi, My name is Toru. Nice to meet you.
こんにちは、トオルです。はじめまして。

Hi, How are you today?
元気ですか?

How was your weekend?
週末はどうでしたか?

会話のなかで相手にお願いする場合:

聞き取れなかった場合など、そのままにすることなくもう一度言ってくれるようにお願いすることは失礼ではありません。

Sorry I didn’t understand.
すみません。理解できませんでした。

Could you please speak slower?
もう少しゆっくり話していただけますか?

Could you please say that again?
もう一度、言っていただけますか?

ランチタイムや仕事帰りに誘いたい場合:

プライベートを優先する外国人であっても、ランチや仕事帰りの付き合いがゼロというわけではありません。興味がありそうなお店やイベントがあればぜひ誘ってみましょう。

I found a very nice Japanese restaurant.
Would you like to have lunch with me?
とても良い日本食レストランを見つけました。
一緒にランチに行きませんか?

There is a Jazz bar near the station.
Would you like to join us to go there tomorrow night?
駅の近くにジャズバーがあります。
明日の夜、一緒に行きませんか?

あいづち編:

あいづちが上手にできるだけで会話が円滑になります。

I see. なるほど。

OK/Sure/Yes. そうですね。

That’s true. たしかに。

Exactly. その通りです。

Maybe/Propbably/Possibly. たぶん。そうかもしれません。

Me, too. 私もです。

I think so, too/I agree with you. 同感です。

What do you think? どう思いますか?

Sure/Of course. もちろんです。

Great/Wonderful/Amazing/Beautiful. 素晴らしいです。

Oh, I’m sorry/That’s too bad. それは大変ですね。

What happened next? それでどうしたんですか?

It sounds interesting. それは面白そうですね。

英語を使って外国人と働く・まとめ

英語を使い外国人と働く場面で役立つコツ10つ、そして使える英文フレーズを紹介しました。

職場に外国人がいるからといって、すべてを相手に合わせる必要はありません。しかし、外国人の持つ異文化を理解しようとする意識や、異なる文化に対する柔軟性は必要と言えるでしょう。

今後、増えるであろうこういった場面を想定し、準備をしておくことは今の時代必要です。

少しづつ外国人と触れ合うようになっていけば、今よりも広い世界を知ることになります。英語を日常的に使うことになっていけば、あなたの可能性も広がります。そういった状況になることに対して心配ばかりせずに、積極的に行動開始しましょう!

RELATED POST