英語の前置詞が苦手な皆さんへ。イメージをつかむことのススメ

さて、今回は「前置詞」です!
日本語にはなくて英語にある品詞「前置詞」。
英文を書くとき、英語で話すとき、どんな前置詞を使うのか、何かを入れるとは分かっていてもうやむやにしてしまうことはありませんか?
”in”や”on”など単語としては短いものが多いのですが、この前置詞がないと文章がきちんと成り立ちません。前置詞を避けて、英語の学習はできないのです。

正しい英語を書く・話すために、この機会に前置詞についてしっかり理解しておくことをおすすめします。
たくさんの例文で慣れていくというよりも、それぞれの前置詞のイメージを掴むことが大切です。

そこでこの記事では「前置詞」を取り上げます。
特に、中学英語で習うものについて説明していきましょう。

前置詞って何?その働きは?

前置詞は、英語で「preposition」と呼びます。
名詞・代名詞の前に位置し、文章中の他の要素との関係を結びつけます。

その定義をみてみましょう。
A preposition is a word that tells you where or when something is in relation to something else.
前置詞とは、何か他のことと関連し”どこで”や”いつ”を表す言葉です。
”どこで”は「位置」、”いつ”は「時間」と言い換えてもよいでしょう。

特に、”どこで”や”いつ”を表す言葉というところに注目します。

例文でみてみましょう。
After running for 5km, I rested on a hill.

この文章には前置詞が2つ入っています。
ひとつ目が”after”、そしてもうひとつが”on”ですね。

定義にそって確認します。
”after”は、いつだったかを表し、”on”はどこで休憩したのかを表しているのが分かります。

2種類ある前置詞

前述で説明した”どこで”や”いつ”を表現する他に、状態を表す前置詞もあります。
そして、”in”や”on”といった単一前置詞、”depend on”といった複合前置詞があります。

それでは早速、それぞれの前置詞をそのイメージと例文とともに解説していきましょう。
この記事では、特に「位置」に関連した解説をします。

(1) IN
inは、ある立体的な空間の_中にいるイメージになります。または、in a box, in a parkといったように、何かに取り囲まれたイメージといってもよいでしょう。

I live in Tokyo.
私は東京に住んでいます。
→東京という場所の空間のなかにいるというイメージ。

I was standing in the rain.
私は雨のなか、立っていました。
→雨が降っている空間のなかに自分がいるというイメージ。

また、時間の経過がありその特定の時期をさす場合もあります。

My parents met in 1905.
両親は1905年に出会いました。
→1905年という特定の時期をいうイメージ。

(2) ONとOFF
onのイメージは、平面です。その平面に物理的に接触している状態と考えます。offは、onに反しもともとあった場所から離れるイメージになります。ものが自分や他人から離れるイメージもあります。

I put my cup on the table.
私はカップをテーブルの上に置きました。
→カップが平面なテーブルの上に乗った形で接触しているイメージ。

The customer got off the taxi.
客がタクシーから降りました。
→タクシーから離れていくイメージ。

She took off the socks.
彼女はソックスを脱ぎました。
→ソックスが彼女から離れていくイメージ。

(3) AT
atは位置を表す前置詞のなかでも、その位置の的をしぼって表現します。ピンポイントで特定の場所をしぼるイメージです。しかし、具体的に外なのか内なのかといった具体性は表すことがありません。

I’ll meet up with old school friends at the school we used to go.
学生のときの友人と昔通っていた学校で会います。
※meet up with=(人)に会う・集まる
※used to=_昔、~していた・よく~したものである
→学校の内外を具体的に言わずに「学校のどこかで」会うイメージ。

(4) TOとFROM
大変頻繁に英文のなかで使われるtoとfromですが、どんなイメージでしょう。
toはあるところから目的の場所・時間に向かって突き進み、その目的に到達するイメージです。
それに反してfromですが、目的の場所・時間からどこかに離れていくイメージになります。

My sister goes to town for shopping.
姉はショッピングのために街にいきます。
→街という目的地に向かうイメージ。

My sinter came back from town after shopping.
姉はショッピングの後、街から戻りました。
→街から離れて自宅に戻るイメージ。

(5) FOR
forのイメージは、toのように目的に向かっているものの、まだその過程というイメージです。

There’s a letter for you on the desk.
机の上にあなた宛の手紙があります。
→あなたはまだ手紙を受け取っていませんが、それを伝えられたイメージ。

(6) OVER
overは、何かを乗り越えてその反対側にたどりつくイメージです。

There is a shop over the bridge.
橋を渡ったところに店があります。
→橋の向こう側にたどりつくイメージ。

(7) UPとDOWN
upとdownはイメージしやすい前置詞かもしれません。
upは起点より上に向かうイメージ、downは反対に起点より下に向かうイメージですね。

I put the books up on my top shelf.
私は棚の一番上に本を置きました。
→腕をあげて上のほうへ本を置いているイメージ。

I wonder if the lift goes down?
このエレベーターは下に行くのかしら?
→エレベーターがまさしく下降するイメージ

(8) ABOVEとBELOW
aboveとbelowも組み合わせてイメージすることができます。
どちらも何かの基準があり、そこからみて高いところにあるか、低いところにあるかとイメージしてください。

She lifted her arm above her head.
彼女は頭より高く腕をあげました。
→頭が基準でそれより上というイメージ。

She wrote her name below her signature.
彼女は署名の下に記名しました。
→署名が基準でその下にというイメージ。

(9) UNDER
belowが基準があってその下とイメージしましたが、それではunderはどのように捉えるべきでしょうか?
underは、その基準の真下にあるイメージです。

She put her hands under the table.
彼女は両手をテーブルの下に置きました。
→両手がテーブルの真下に置かれているイメージ。

(10) INTO
inが立体的な空間の中にいるイメージに比べ、intoはある空間のある一点に入るイメージです。inよりもピンポイントと覚えましょう。

Can you put the plate into the cupboard?
棚にお皿をしまってくれる?
→棚のなかの一点の位置にというイメージ。

(11) AROUND
aroundは、どこかの場所に取り囲んで状態や、時計回りになどと一周するイメージです。

We sat around the table.
私たちはテーブルを囲んで座りました。
→テーブルの周りを人が囲んでいるイメージ。

(12) NEAR
nearは「近く」という意味で親しみがある人が多いかもしれませんね。nearを英英辞書で調べてみると、「not far away in distance」という定義になります。それほど遠くない距離というニュアンスです。どのくらいの距離かというと、これは話し手の主観によるものになります。

The airport is near the hotel.
その空港はホテルの近くです。
→ホテルが空港からそれほど遠くないというイメージ。

(13) BY
nearよりも距離が短い表現にbyがあります。

The hotel is by the beach.
そのホテルはビーチのそばにあります。
→ビーチ前にホテルが建っているイメージ。

ここまで、17の前置詞を紹介しました。
あと5つほど紹介しましょう。

(14) AMONG
amongを使うときは3つ以上のものが対象になります。その対象に囲まれているニュアンスと覚えましょう。

I was among the crowd in Shibuya.
私は渋谷の人混みのなかにいました。
→自分のまわりに3人以上の人がいたイメージ。

(15) BETWEEN
betweenは「~の間」という意味で使いやすい前置詞かもしれません。~の間ということは2つのものの間というイメージです。

I can not see any differences between these two paintings.
この2つの絵画の間に何も違いが見えません。
→絵が2つあって比べているイメージ。

(16) THROUGH
throughは、透明人間のように空間や時間を通り抜けるイメージです。

We walked through the city centre to go to the park.
私たちは公園へ行くのに市の中心部を通って歩きました。
→市の中心地を通り抜けるイメージ。

I’ll put you through.
おつなぎ致します。
※電話を誰かにつなぐ際の重要フレーズです。ここでもthroughが使われます。

(17) ACROSS
acrossは「横切る」という意味ですが、横断歩道や川など平面が対象となります。

I saw my friend walking across the crossing.
私は友達が交差点を横切っているのを見ました。
→道路上の平面な交差点を横切るイメージ。

(18) ALONG
alongは「沿った」という意味で、特に”細長いもの”に平行して走っているというイメージです。

The hotel is along the river.
そのホテルは川沿いにあります。
→細長く走る川に沿ってというイメージ。

英語の前置詞が苦手な皆さんへ。まとめ

さて、大変基本的な前置詞22について解説しました。
イメージを掴めたでしょうか?
イメージが掴めたら、英文を読んだり書いたり積極的に使うようにしてください。
雑誌でも好きな本でも、これらの前置詞にマークをしてイメージを掴みながら読むのもおすすめです。
使えば使うほど、見ればみるほど使い方に慣れていきます。
ひとつひとつ前置詞を使えるよう、頑張りましょう!

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