コラム

”免税”で使える英文フレーズTAX FREE &DUTY FREE!

”免税”で使える英文フレーズTAX FREE &DUTY FREE!

海外旅行先では、旅行者はショッピングにかかる税金が免除されます。
日本では8%の消費税(2019年7月現在)が、海外では20%を超える国も多いため大変魅力的です。
観光などとともに免税でショッピングすることも楽しみにし、この機会にせっかくだからと高級ブランドやお酒を買う予定にしている人も多いはずですね。免税でショピングをするときは、パスポートが必須ですのでご注意ください。

daily英語通信でも、旅行先でのショッピングで使える英会話フレーズを紹介しています。
免税も店舗も!旅行先のショッピングで使える英/
ぜひ、ご参考にしてください。

今回の記事では特に「免税」を取り上げ、その仕組みからTAX FREEとDUTY FREEの違い、免税ショッピング時に想定される英会話フレーズまでいろいろ紹介します。
次の海外旅行のために役立てていただければ嬉しいです!

免税・TAX FREEとは?

さて、海外旅行に行く人にとってお得なショッピングができるのが「免税」ですね。なぜ海外では免税でショッピングができるのでしょう。
その仕組みですが、私たちが海外へ行くときや、外国人観光客が訪日する場合など、自分にとって旅行先である外国の政府に税金を支払う必要がないため「免税」されるのです。
各政府が外国人観光客に与える免税によって、ショッピングがメリットになります。そのぶん消費をたくさん楽しんでもらい”お金を落としていってもらおう”といったことを期待されているのが理由です。

税金がかからないという意味から免税店は「TAX FREE (タックスフリー)」と呼びます。しかし、「DUTY FREE (デューティフリー)」もありますね。その違いをご存知ですか?

TAX FREEとDUTY FREEの違いとは?

海外での賢いショッピングをするために、TAX FREEとDUTY FREEの違いを確認しましょう。

【TAX FREE】
政府に納める税金が「TAX」であり、消費税が免税となるのがTAX FREEです。対象者が”(国内の滞在期間が6ケ月以内の)非居住者のみ”のため、旅行者が対象となるのです。
日本人でも海外に住んでいる人であれば対象になります。
購入したものは特殊包装で包装され、購入から30日以内に国外に持ち出す必要があります。それを超えると、消費税がかかっていきます。

外国人旅行者に人気のドンキホーテは、その取り扱い商品もさることながら免税でショッピングできるという理由が大きいようですね。他にもデパートメントストアやドラッグストアで免税コーナーがありますが、これらは消費税が免税されるTAX FREEです。

【DUTY FREE】
空港や飛行機内でのショッピングとなれば、DUTY FREEですね。duty=関税であり、貿易用語でもあります。
TAX FREEが消費税免税のところ、DUTY FREEは消費税に加え「関税・酒税・たばこ税」なども合わせて免税されるところが違いとなります。
外国人にとってはTAX FREEよりもお得になることが分かりますね。

TAX FREEとDUTY FREEの仕組みや違いがお分かりになったでしょうか?
ここからは、TAX FREEとDUTY FREEを実際に利用する場合に想定される英文フレーズをご紹介してまいりましょう。

TAX FREE Shopでの英文フレーズ

まずは、Tax Free Shopで想定される英会話とその英文フレーズをみていきましょう。

Tax Free Shopには、その店舗に「Tax Free Shop」「Tax Refund」といったものが表示されています。
買いたいものが決まったら会計へ行き、免税でショッピングをしたいと伝えます。

あなた:Excuse me, I would like to buy this using the tax free service.
すみません、これを免税で購入したいのですが。

あなた:Excuse me, can I use the tax free service for this item?
すみません、このアイテムは免税が利用できますか?

すると、店員からパスポートの提示を求められます。

店員:Could you please show me your passport?
パスポートをご提示いただけますか?

あなた:Sure, here it is.
はい、どうぞ。

ここから店員は購入アイテムの特殊ラッピングを始め、その後お会計となります。
品物は透明のビニール袋に入れられ、テープでしっかり封がされます。

店員:It’s £150, please.
150ポンドです。

あなた:OK, Can I pay by the credit card/the debit card/cash?
分かりました。クレジットカード/デビットカード/現金で支払えますか?

お会計が終わると、店員が免税品についての注意事項を教えてくれるでしょう。

店員:Please don’t unseal this package before leaving the country. You may be charged the tax at the airport if you open the package.
Also please be aware that tax free items must be taken out of this country within ○ days of purchase.
出国するまでこのパッケージを開けないでください。開けてしまうと、空港で課税される可能性があります。
それから、免税品は購入日から○以内にこの国から持ち出さないといけないことにもご注意ください。

<単語をおさえよう>
unseal=封を切る
be charged the tax=課税される
be aware that~=~に注意する・気づく・知る
within=以内に
purchase=購入する

あなた:OK, thank you.
分かりました、ありがとうございます。

店員:I’ll put the tax refund form/the tax free shopping cheque on your passport.
免税書類をパスポートに貼っておきますね。
※the tax refund form/the tax free shopping cheque=免税書類

あなた:Thank you, bye!
ありがとう、さようなら。

Tax Free Shopで想定される英会話はこういったものです。事前に流れをつかんでおくと、当日のやりとりがスムーズにいきますね。
店舗からは買ったものに対する「免税書類」が渡されますが、これはパスポートに貼付されます。
帰国時、空港の税関で免税書類にスタンプが押され確認されますので紛失しないよう気をつけます。

次は、空港や機内で利用できるDUTY FREE Shopに使える英文フレーズを説明します。

英文フレーズ 免税 DUTYFREE

DUTY FREE Shopでの英文フレーズ

高級ブランド品・酒類・化粧品・香水・衣料品・雑貨・たばこなど、空港内にはたくさんの免税店が入っています。
欲しいものがあらかじめある人や、現地の通貨を使い切ってしまいたい人など、帰国時の空港や機内で最後のショッピングをする人は多いですね。
これらには、パスポートと航空券の提示が必要ですし、国によっては一定額以上の購入でないと免税対象にならないこともありますので注意が必要です。

さっそく、想定される英会話をみていきます。

まずは店員に免税で買いたいこと、いくら以上で免税対象になるか確認しましょう。

あなた:Hi, can you tell me if I can buy things here duty-free?
こんにちは。こちらで免税で買い物ができるか教えていただけますか?

店員:Yes, you can. Duty free is from £30 in the UK.
できますよ。イギリスでは、30ポンド以上から免税対象になります。

あなた:I take them. Can I buy them duty free?
これ、ください。免税で買えますか?

店員:Sure, can I see your passport and the boarding pass, please?
はい。パスポートと搭乗券を拝見していいですか?
OK, £60 please.
大丈夫ですよ、60ポンドになります。

あなた:Is it duty-free?
免税になりますか?

店員:Yes, it is.
はい、そうです。

あなた:Thank you. Here you are.
ありがとう。はい、どうぞ。
Can I have the tax refund form/the tax free shopping cheque, please?
免税書類もいただけますか?

店員:Here you are. Thank you. Have a lovely day.
はい、どうぞ。ありがとうございました。良い1日を!

ショッピングをし免税書類をもらっただけで手続きは終わりではありません。
この後、ショッピングをした国の出国税関に行きます。
見せるものは、購入した商品・免税書類・パスポートです。必ず、確認のスタンプをもらうことをお忘れなく!
このスタンプがあることで払い戻しができるのです。

日本でも払い戻しできますが、ここでは現地でする場合の英文フレーズをみてみます。
さっそく、免税手続きカウンター「TAX REFUND」へ行きましょう。

あなた:I have the tax refund form/the tax free shopping cheque, can you check?
免税書類をもっています。確認してください。

係員:Can I see your passport and the receipt?
パスポートと購入したレシートを見せてください。

レシートを渡すと、係員がスタンプを押してくれます・

係員:Would you like cash or a credit card for refund?
払い戻しは現金ですか?クレジットカードですか?

あなた:The credit, please.
クレジットカードでお願いします。

以上が、空港での免税ショッピングの流れです。

免税対象の最低金額があるとともに、日本に免税品を持ち込む際にも限度額が設定されています。
海外から持ち込んだものの日本で課税対象にならないよう、以下をご参考にしてください。
酒 760mlのもの3本以内
香水 約59mlまで
たばこ 日本製1カートンと外国製1カートン

酒・香水・たばこ以外は”その他”になり、合計金額が20万円以内であれば免税となります。しかし、1つで20万円を超える商品は課税、1品目ごとの合計額が1万円以下であれば原則免税です。

TAX FREE&DUTY FREE!”免税”で使える英文フレーズまとめ

嬉しいTAX FREE&DUTY FREE!”免税”で使える英文フレーズまとめ
・TAX FREEは消費税免税、対象者はその国の非居住者のみ
・DUTY FREEは消費税に加え「関税・酒税・たばこ税」なども合わせて免税
・Tax Free Shopには、その店舗に「Tax Free Shop」「Tax Refund」の表示
・免税でショッピングしたいときの質問フレーズは、Can I use the tax free service?
・免税書類the tax refund form/the tax free shopping chequeをもらうことをお忘れなく
・税関では免税書類に必ずスタンプをゲット

まずは、Tax Free ShopやDuty Free Shop、またはRefund(払い戻し)といった英単語を抑えます。お店でもちょっとでも聞きたいことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。完璧な文章でなくても、相手はあなたが免税でショッピングをしたいということを分かった上で答えてくれるはずです。
次の海外旅行では、嬉しい免税ショッピングを大いに楽しみましょう!

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