英語を学習している人であれば日常生活の中、英語で自己紹介をすることがありませんか?
「友達に外国人を紹介されたとき」
「英会話スクールでのクラスで」
「留学先で」
「アルバイト先で」
「趣味のサークルに参加したとき」
「バーなどで出会った人に」
こんな風に、自己紹介を英語でする機会は結構あるでしょう。
英語での自己紹介は緊張するかもしれませんが、実は絶好のチャンスなんです!
なぜかと言うと、自己紹介の機会があればあるほど自分自身を説明(紹介)することに慣れていくからです。
そして、相手との関係を良いものにしてくれるのが自己紹介だからです。
しかし、誰にでも”最初の時”はあるものですね。
初めての英語の自己紹介でも、自信を持ってできるようにするにはある程度の事前準備をしておくことをお勧めします。
事前準備をしたからといって、実際のシーンでパーフェクトにしなければならないということではありません。
まずは自己紹介の定番フレーズを覚えてみる、覚えたら使ってみる、使っていくうちに慣れていく、自分なりの自己紹介にしていく、そんなイメージが良いでしょう。
そこで今回は、英語初心者のための自己紹介・定番フレーズのご紹介です。
シーン別にとてもシンプルなものからご紹介しますので、ぜひ一緒に覚えていきましょう!
はじめまして!
まずは誰かと初めて会ったシチュエーション、ですのできちんと挨拶をするところから始まります。
この記事では、佐藤サトルがLucas(ルーカス)に会った設定で話しを進めていきましょう。
サトルの部分をご自分に入れ替えて自己紹介してくださいね。
Hi, nice to meet you.
こんにちは、初めまして。
Pleased to meet you.
お会いできて嬉しいです。
挨拶をするときはアイコンタクトが必須です。相手の目を見ながら自然に、そして握手もできたら完璧です。

そして、いよいよ自己紹介が始まります。
さっそく、自己紹介について定番フレーズを紹介していきましょう!
英語で自己紹介・基本バージョン
先ほども書きましたが、初めて会った目の前にいる相手との関係を良いものにしてくれるのが自己紹介です。
ですので自分から積極的に切り出し、良い会話または関係を築きたいと思っていることを相手に伝えましょう。
そして自分のことを話し続けるだけでなく、相手とのキャッチボールもできるといいですね。
①自分の名前
自己紹介は、やはり自分の名前 (name) を名乗るところから始めましょう。
I’m Satoru.
サトルです。
名前を名乗る表現では、もう一つ定番フレーズがあります。
My name is Satoru Sato.
佐藤サトルです。
一般的にはどちらの言い方をしても良いのですが、使い分けする場合でも簡単です。
I’m ⚪︎⚪︎.→ カジュアルなシーン
My name is ⚪︎⚪︎.→ フォーマルなシーン
さてルーカスに名前を覚えてもらうために、以下のように二度名乗ることもできます。
I’m Satoru, Satoru Sato.
ぼくはサトル、佐藤サトルです。
それから皆さんの中で、自分を名乗るときに「This is ⚪︎⚪︎.」というフレーズがあるのでは?と言う人もいるかもしれませんね。
名乗るときに使えるフレーズということでは正解です。しかし、これは”電話”で話すとき限定なのです。
ここで、相手の名前を聞きたい場合は以下のように聞くことができます。
May/Can I ask your name?
あなたの名前を聞いてよいですか?
CanよりMayを使うと丁寧な表現になります。
これで、サトルとルーカスはお互いの名前を知ることができました。次は、出身地を伝えてみましょう。
②出身地
Where are you from?(どこ出身ですか?)と相手から聞かれることもあるでしょう。
答えは、出身地を伝えるときの定番フレーズ2種類のどちらか覚えやすい方を使ってみましょう。
I am from (Osaka). 大阪出身です。
I was born in (Osaka). 大阪で生まれました。
どちらも短いフレーズなので覚えやすいだけでなく、出身地が分かるとその人のバックグランドが少し分かる感じがありますね。
相手が行ったことのある地域だったりすると、ここから会話が広がることもよくあります。
多国籍の人が集まったシーンでは、どの国からきた人なのか知りたいこともあるでしょう。
国籍”nationality”を使うフレーズを紹介します。
What is your nationality?
国籍はどちらですか?
I’m Japanese.
日本人です。
③ニックネーム
親しみの意味を込めたり、外国人にとっては発音しずらい名前のときニックネーム (nickname) があればぜひ伝えましょう。
Please call me Sato. サトと呼んでください。
Most people call me Sato. たいがいはサトと呼ばれています。
Do you have any nickname?(何かニックネームはありますか?)と相手に聞いてみても良いでしょう。
④年齢
年齢を伝えるときは、実年齢を言う言い方、年代を言う言い方がありますので紹介します。
I’m 34. 34歳です。
I am in my 30’s. 30代です。
年齢でもう一つ短い上に、ネイティブがよく使うフレーズがありますので紹介しましょう。
I just turned 34.
ちょうど34歳になったところです。
I’m turning 34 next week.
来週、34になります。
ただし、外国人と話すときにはあまり年齢のことは話題にはしませんので自ら年齢を言う必要はないかもしれません。
ここまでで、名前・出身地・ニックネーム・年齢を相手に紹介したことになります。
しかし、もう少しパーソナリティを伝えたい場合もあるでしょう。
英語で自己紹介・追加バージョン
名前や出身地を相手に伝えた後に、もう少し詳しく自分のことを伝えたいときはどんな話題にすれば良いでしょう。
キーポイントは、多くの人に共通するものが最適というところです。
①趣味
多くの人に共通する話題と言えば、やはり「趣味 (hobby)」ですね。
自分がハマっているものや大好きなものを話すとパーソナリティが伝わります。そこから趣味が共通のものだった、全く違う世界を知る、など様々な展開になる可能性があります。
My hobby is travelling.
私の趣味は旅行です。
My hobby isのあとには名詞がきます。
趣味が2つ以上ある人は、hobbyとisを複数形に変えていきます。
My hobbies are travelling and reading.
私の趣味は旅行と読書です。
大好きという気持ちを表すにはloveを使うことができます。
I love to travel.
または、
I love travelling.
旅行が大好きです。
旅行であれば趣味とまで言わなくてもほとんどの人がする共通項でしょう。
徐々にどの国が素晴らしかった、面白い文化を発見した、世界遺産に感動したなど話せるようになっていくと会話が広がります。
また、行った国の中でどこか一番良かったか聞いたりと、相手との会話のキャッチボールができますね。

②オフの過ごし方
趣味とは別に、週末などどのように過ごすのが好きかという話題もよくあります。
often (よく・頻繁に) やusually (普段は・普通は)など頻度を表す副詞を使って表現できます。これらは”I”のすぐあとに持っていき動詞が続きます。
I often go to cafe.
よくカフェに行きます。
I usually see my friends.
普段よく友達に会います。
③仕事
話している間に相手から「What do you do?」と聞かれる場合、これは”何の仕事をしているの?”という意味になります。
自分の仕事を伝えるときにどんな定番フレーズが使えるのかみてみましょう。
I’m a secretary.
I’m working as a secretary.
秘書をしています。
I’mの後に自分の職種を入れます。
どこで働いているかを伝えたい場合もありますね。
I work at/for Orange company.
オレンジで働いています。
会社のある地域を加えることもできます。
I work at/for Orange company in Ginza.
銀座のオレンジで働いています。
上述の情報を一つの文にまとめると、以下のようになります。
I’m working as a secretary at/for Orange company in Ginza.
銀座のオレンジで秘書として働いています。
学生であることを伝えるフレーズは以下の通りです。
I’m a high school/university/ student.
私は高校生/大学生です。
さて、次は家族の説明をするシーンです。
④家族
簡単に何人家族か、兄弟姉妹は何人いるのかを伝えることもあります。
I have one older younger sister/brother.
1人、妹/弟がいます。
I have one younger sister/brother.
1人、姉/兄/がいます。
We are a family of four.
4人家族です。
数字は自分を入れた人数にしてくださいね。
⑤性格
会話が弾んでもっと自分のことを伝えたい場合は、一言でいってどんな性格なのかを紹介することもあります。
人懐っこい
I’m a friendly person.
I am friendly.
社交的な
I’m a outgoing person.
I am outgoing.
我慢強い
I’m a patient person.
I am patient.
キーポイントですが、自己紹介の中で心配性などネガティブな性格をわざわざ伝える必要はありません。
相手に聞き返して言葉のキャッチボール
どんな国どんな言語でも同様ですが、聞かれたことに答えたら相手にも聞き返すことで言葉のキャッチボールが成り立ちます。
相手に聞き返すのにとっても便利な定番フレーズをご紹介します。
What/How about you?
あなたはどうですか?
英語で会話を進める中で聞き取れないこともありますね。
その場合はそのままにせず、以下のフレーズでもう一度言ってもらうようにしましょう。
Excuse me?
Sorry?
さて、英語で自己紹介も一通り終わりました。
この頃には、お互いの人となりがだいぶ分かったのではないでしょうか。
最後は有難うと感謝の気持ちを表して終わりましょう。
It was a pleasure to talk/chat with you.
お話しできて嬉しかったです。
Nice meeting you.
お会いできて良かったです。
It was a pleasure meeting you.
お会いできて嬉しかったです。
少しカジュアルな出会いであれば、以下のようなフレンドリーなフレーズも使ってみましょう。
It was fun to talk/chat with you.
お話しできて楽しかったよ。
Hope to see you again soon.
またすぐに会えるといいな。
Take care!
気をつけて!
英語で自己紹介も自信を持とう!使える定番フレーズ紹介まとめ
今回は英語初心者の方にも覚えやすく使いやすいような短めの定番フレーズをご紹介しました。
まずは、はじめと終わりの挨拶そして基本バージョンのフレーズに慣れていくようにし、その後で追加バージョンに進まれてはいかがでしょうか?
自己紹介は相手があってのものです。自分の紹介をしながらも相手のことも知るという気持ちが大事です。
まずは英語で自己紹介、このステージをしっかりマスターすることで英会話がどんどん楽しくなります!